体感センシング!作って学ぶミライの学習空間 Sensing the World.
研究代表者として採択を受けた科研費の社会還元、とくに青少年に対しての還元事業の補助金【正確には、「研究成果公開促進費(研究成果公開発表、国際情報発信強化、学術図書、データベース」というカテゴリのようだ】があることを知ったのは、子どもが通う小学校理科室で見かけたチラシからである。私も代表者として受けているのであれば、出せる(申請権利はある)!ということで研究を進めながら申請書を書いて提出した。研究代表者として科研費の採択をされているというハードルはあるものの、採択を受けている科研研究のテーマの全てが青少年向けの還元には繋がらないだろう(=つまり、申請母数は少ない、ハズ?)という思いもありながらも、採択率を見ると、概ね3割程度のようである。R1_shinsa_soukatsu.pdf (jsps.go.jp)
採択
どうも通常の科研費採択可否通知とは動きが違うらしい、この「ひらめき☆ときめきサイエンス」。
2月末日が採択可否の通知は知られたお話。22Kとして採択を受けた時が懐かしい。2024年2月28日、学振にアクセスしたが、何ら変わらず。そういえば、今年は2月29日まであったっけ、と1日置いて見るも何も変わらず。残念、夢破れたか・・・と意気消沈。が、3月26日に事務局担当者よりメールで連絡あり。てっきり落選したものとして、その後アクセスすらしていなかった学振サイトを見ると、燦然と輝く「採択」の文字!ありがとうございます!!代表者、分担者と2連続採択に続いて3連続目採択頂きました!採択の2文字を見れると気分爽快である。
さて、青少年への研究還元。申請書には書いたものの、形にしていかねば。。。
再考
採択され、課題番号も頂いた:24HT0114 採択された時に審査委員の方々から様々なご意見も頂いていた。この事業の対象年齢(学年)は小学校5年生から高校生までと幅広い。申請当初、小学校5年生から高校生までを一堂に集めて実施しようと計画をしていた。小学校5年生からの意見で高校生が学ぶこともある、異年齢交流だからこその環境も意図したが、「発達段階の異なる参加者それぞれが実りある機会と実感できる様な講座を再考されたし」的なご意見。まぁ、確かに。。。また、予算が上限50万円で、この24HTでは49万円を頂けることとなった。上限もあり、物品が参加者1人に1つ必要となるため、実施計画を再構成して、小学校5年生から中学校1年生までのIoTを知る半日と、中学校2年生から高校3年生までのIoTを知り、自分の手でIoT教材を創り出す1日の2講座を設置することにした。
事前準備
行うからには広く児童生徒に集まってもらいたい。そんな思いから、岐阜県教育委員会ならびに岐阜市教育委員会の後援を取り付けられないか?と考えた。幸いにして、両組織とも同級生や親しい方がご勤務されているので、その方面からもお知恵を借りながら、事前相談という形で後援を取り付ける準備を年度が変わる前、行政機関も異動などでお忙しい事は承知の上で行ったところ、思いのほか労力がかかりそうだということが分かった。しかし、クリアできない問題では無いため、学内で根回しして年度明けの申請に備えることにした。また、岐阜市教育委員会の後援については、博士課程在籍時代、ご指導頂いた先生が行われた公開講座で申請をお手伝いした経験もあり、その威力も覚えている。
申請書類のカキカタは中々大変であったものの、事前に行った相談や学内の根回しが功を奏し、無事に岐阜県、岐阜市双方の教育委員会の後援を頂けるに至った。
次に申し込みであるが、申し込みシステムは自前での準備も可能であるが、学振が申し込みシステムを準備してくれるということも補助金申請書類など様々行う中で分かった。システムの構築自体は、過去に行った経験もあり出来なくは無いが、手間は極力省きたいので、申し込み機会、申し込みシステムは学振のシステムを活用することにした。